共働き家庭のための家事分担表〜夫に家事を分担してもらう秘訣とは?(1)

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成功例に学ぶ!夫に家事を分担してもらう秘訣とは?

cooking

奥さんもフルタイムで仕事をしていて家計が折半なのに、なぜか家事も奥さんがやっている…というお話、よく聞きます。
家計が折半なのに家事の分担は女性が負担なんて不平等だと思いませんか?
「そういう風習だから…」「やってくれないから…」とあきらめてはいけません。
家事を平等に分担しているゆいさんにお話を伺ってみました。

女性 PC イラスト

ゆいさん(35歳)

在宅プログラマー。以前はベンチャー企業で、新規事業立ち上げのプロジェクトマネージャーをつとめていたが、結婚を機に在宅勤務に切り替える。世帯年収は1000万弱で家計は折半。

家事を平等に分担されているとのことですが、旦那さんは最初から家事に積極的だったのですか?
とんでもない!最初の一ヶ月は、家事はほとんど私がやっていましたね。
料理が出来ない人だったので、料理は基本的に私が作っていました。献立を考えたり買い出しも私です。
後片付けは、私が疲れて寝てしまった時にたまーにやってくれていましたが、洗ってあるのは食洗機に入るものだけで、食洗機で洗えないものは放置されていました。
リビングに掃除機をかけるのはたまにやってくれてましたが、お風呂やトイレ・洗面所の掃除は私がやっていました。
多く家事を負担することに不満はなかったんですか?
すごーーく不満でしたよ!専業主婦ならともかく、家計は折半なのになんで?って思ってましたね。私が在宅ワーカーなので、平日の家事を私が負担するのはまったくかまわないのですが、掃除や料理、洗い物は週末にできるでしょ、って。
家事を分担しようとは言わなかった?
一緒に住み始めて一ヶ月目に、「そろそろちゃんと家事の分担を決めよう」って言ったら、「今だいたい分担できてるから、まあいいんじゃないか」みたいに言われて、はあ?と。
そこで、それぞれがどんな家事を月に何分やったかを洗い出して、タスク表を作って見せました。
家事分担表(前月実績)
タスク 所要時間(分)
回数 時間(計) 回数 時間(計)
料理 30 4 120 0 0
食器洗い 10 3 30 1 10
トイレ掃除 10 2 20 0 0
お風呂掃除 10 2 20 0 0
洗面所掃除 10 2 20 0 0
キッチンの掃除 10 2 20 0 0
リビングの掃除 0 0 0 2 20
ゴミ出し 1 0 0 30 30
合計 230 60
一ヶ月に家事に費やした時間は、ゆいさんが圧倒的に多いですね。
はい。この状態で「家事の分担が出来てる」ってありえないですよね。もうひとつ、次月の家事分担予定を作りました。今月わたしがこれだけやったから、来月はあなたがこれとこれをこれだけやってね、っていう。
家事分担表(次月予定)
タスク 所要時間(分)
回数 時間(計) 回数 時間(計)
料理 30 3 90 2 60
食器洗い 10 2 20 3 30
トイレ掃除 10 2 20 0 0
お風呂掃除 10 1 10 1 10
洗面所掃除 10 1 10 1 10
キッチンの掃除 10 2 20 0 0
リビングの掃除 10 0 0 2 20
ゴミ出し 1 0 0 30 30
合計 170 160
料理と、トイレとお風呂の掃除が増えてますね。すんなり納得してくれました?
ええ、数値になっているから一目瞭然ですしね。ただ、「ここまでやる!?」とちょっと引かれたかもしれません。笑
在宅勤務になってから、家事の分担に変化はありましたか?
以前は洗濯は、一週間分を週末にまとめて、各自で洗濯していたのですが、丸一日潰れてしまうんですよね。在宅勤務になってから、洗濯は私が平日にやるようにしたので、夫は心置きなく休日出勤が出来ています(笑)
分担のコツはなんですか?
機械に任せられるものは任せています。食洗機と、乾燥まで自動でやってくれるドラム式洗濯機のおかげでだいぶ工数が減りました。
あとは、大前提ですが、家事の分担をする気のある夫と結婚することですね。やる気のない人を教育するのは大変ですから(笑)

家事の分担はプロジェクト管理と同じ

家庭というのは、ひとつのプロジェクトのようなのものです。
そして、家事のひとつひとつは「タスク」であり、そのタスクを正しく分担し振り分けるのが、プロジェクトマネージャーの役割です。
ゆいさんはお仕事でプロジェクトマネージャーをつとめていた経験があるので、そのようなことが自然と出来たのでしょう。
しかし、プロジェクトマネージャーの経験のあるワーキングマザーはごく一部だと思います。
そこで、多岐にわたるプロジェクトマネジメントの職務の中から、「家庭」というプロジェクトに役立ちそうな知識をピックアップしてみます。

「いつ(いつまでに)」「誰が」「何を」「どのように」「どのレベルで」「何をする」のかを明確にする

気をつけたいのが、「どのレベルで」の指示。
「家事ハラ」という言葉に象徴されるように、夫の家事のクオリティは、一般的に、妻に比べると低い場合が多いです。※家事ハラ・・・ヘーベルハウスの家事ハラ白書で、家事に対する何気ないダメ出しのことを「家事ハラ」と定義しています。
もちろん、習熟度の問題もありますが、「どのレベルで」の指示が曖昧であるケースも多いです。
「できてない!」と言う前に、正確な指示を心がけましょう。

以下に、適切な指示の例を挙げておきます。

  • 「毎週日曜日」「夫が」「風呂場を」「洗剤とモップを使って」「シャンプー容器などの下にぬめりが残らないように」「掃除する」
  • 「毎週第三土曜日」「夫が」「食事の後片付けを」「食洗機を使って&鉄板や網、まな板は手洗いで」「洗い残しのないように」「洗って、乾いたら棚に戻す」

できないことを前提に考える

「どのレベルで」の指示をきちんとしていても、そのレベルに達していないことはよくあります。
まず、「完璧にできるわけがない」ことを前提にしましょう。
そして、60%くらい出来ていれば、まずは良しとしましょう。

でも、ずっと60%のままでは困りますよね。
少しずつ上達してもらうために、「次はもっとこうしたら良いかも!」と提案してみましょう。

出来ない時は早めに共有し、代替案を出す

体調が悪い時、仕事が忙しくて疲れきっている時、家事をする予定の土日に予定が入っている時。
そんな時は、無理をすることはありません。
ただし、以下に気をつけましょう。

①先にわかっていれば、早めに共有する
②休む分をどうリカバリするのかを提案する

特に大事なのは②です。
土日以外の平日にリカバリする、相手に代わってもらう場合は、次月は自分が多めに担当する、などの提案を用意しておきましょう。

adviser

家事分担の秘訣まとめ

家事の分担は、ワーキングマザーにとって死活問題です。
夫が家事をどれだけ負担してくれるかによって、仕事にどれだけリソースを投入できるかが大きく変わるからです。

家事分担の秘訣をまとめてみました。

  • タスク・工数を算出し、適切に家事を分担し、適切に指示を出す
  • できないことを前提にする
  • なるべく機械化・自動化をして工数を減らす
  • 家事を分担する気のある夫と結婚する

また、今回インタビューさせていただいたゆいさんの場合は、ゆいさんが在宅ワーカーであることも、うまくいっている大きな要因だといえます。

在宅ワークであれば、平日に洗濯をしたり、仕事の合間に掃除をしたり、夕食の買い物に行くことが出来ます。
家事を多く負担するために、時短勤務やパートなど、キャリアに結びつきづらい勤務形態に変えることもありません。
仕事も家事もこなし、キャリアもあきらめない。そんな働き方を叶えるのが、在宅ワークです。以下の記事で在宅ワークについて調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

子育てと仕事の両立を叶える在宅ワークまとめはこちら

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萩原由紀

バツイチキャリアアドバイザー。 ニコリともしない人見知りなインドア女だったが、前夫との離婚を機に人材派遣業の世界へ飛び込む。営業としてキャリアを重ね支店管理者まで勤めたが、自営業を営む現在の夫との再婚を機に、夫の仕事を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。その後、いくつか職を変えながら生き方を模索している最中に、Web制作とWebライターの仕事に出会い、在宅でもキャリア形成ができることに感動する。 現在はWeb制作のスキルをきっかけとして、ある組織のシステム管理を任せてもらいながら、ライターとして情報発信をしている。ワーキングマザーどっとこむの、主に「ワーク」に関する記事を担当。生き方に迷いながらも勇気が出ず、一歩を踏み出せない女性の背中をそっと押せたら・・・と本人は語る。 得意分野:労働法、キャリア形成、職場の人間関係、ビジネスマナー