正社員で再就職!子育て中の主婦って有利?不利?

LINEで送る
Pocket

主婦が再就職!何が何でも正社員、その理由は?

seisyain_w

主婦として、また子育て中のママとして再就職を考える際、最も重要なのはその働き方にあります。こちらでは、家事や育児との両立を考えてパートやアルバイト等を選ぶケースが多い中、バリバリの正社員を目指す人たちに焦点を充てて考察していきます。
働く意欲のある女性が、理想の仕事に就くためには一体何が必要なのでしょうか。就業率の低さから読み取れる日本の現状、また彼女たちを取り巻く環境の変化とは?
その実態を探り、今後の働き方を見極めるためのヒントにしましょう!

メリット・デメリットを把握!

様々な雇用形態があるなかで敢えて“正社員”を選ぶ理由はどのようなところにあるのでしょうか。惹きつけられる魅力とその裏の面とを併せてみていきましょう。

【メリット】
  • 雇用が安定している
  • ボーナスや退職金があり、給料面で手厚い
  • 福利厚生面の充実

    社会保険に加入することで、各種給付が受けられます。また、保険料や厚生年金を払うので、当然将来受けとる「年金」が増えます。
    ※2016年10月より、パート勤務等の社会保険加入にまつわる「年収130万円の壁」が「年収106万円」に引き下げられました。それにより保険料を払う義務のある人が増加。ということは、稼ぎの多い働き方の方が将来的に受け取る年金が多くなるのです。

    参考:政府広報オンライン

  • 有給休暇の取得

    アルバイトやパート等と比較して日数が多く、子どもの発熱等の急用で休む場合でも給料が出るので安心です。

  • 頑張りが昇給等、評価に繋がる、やりがいがある
【デメリット】
  • 拘束時間が長い

    基本はフルタイム勤務で、残業があるケースもしばしば。家族の協力や、時短勤務等を検討しなければ、家事や育児に費やす時間はなかなか取れません。

  • 責任が重く、プレッシャーやストレスを感じる
  • 保育料等の出費が増える

    子どもの保育料は、想像以上に高額なもの。また、食事を外食や総菜に頼る等、稼いでいても様々な出費が自然と増えてしまいます。

それでも目指す理由

上記に挙げたメリットだけでなく、デメリットも考慮したうえで、それでもそのような働き方を選ぶ人には、このような強い意志があります。

◆“いま”と“将来”のために家計を支えたい

一旦仕事を辞め、家庭に入ったとしても、子育て等が落ち着くと、子供の教育資金や老後のために“稼げる職に就きたい”と考えるもの。

◆これまでの経歴や資格を活かしたい

できるだけ前職に近い仕事や資格が活かせる仕事に就いて、即戦力となり、やりがいを感じたい。

世の中の主婦のおしごと事情

では、実際に今の世の中において、子どもを持つ女性たちはどのような働き方をしているのか見ていきましょう。

就業状況についての調査

下記のグラフは、20歳~54歳の子どもを持つ女性に対して実施されたアンケート結果です。

【図1】あなたは今、お仕事をしていますか?

graph_seisyain1

【図2】お仕事をしている方の雇用形態は、なんですか?

graph_seisyain2

参考:「女の求人マート」仕事」についてアンケート調査

20歳~54歳の女性全体の就業率が71.8%であるのに比べると、子育中の女性の就業率は52%とグンと低くなります。
そして、そのうち正社員比率は8%とさらに低くなります。

主婦にとって難しいワケ

あまりにも就業率が低い理由は、このようなところにあります。

◆子どもの事情で早退・遅刻・欠勤のリスクがある
面接時に必ずチェックされる重要課題の一つ。普段だけでなく、緊急時にも子どもを預けておける環境が整っていることが絶対。

人事Aさん:「いざ働き始めると、お迎えの都合でこちらの働き方の希望に添えないケースが目立ち始めて、短期間で辞めてしまった方もいます。」
人事Bさん:「学校の行事への参加も多くなることが考えられ、採用は“子どもが中学生以上”の方となります。」

◆ブランクが長い
一度仕事を辞めてからのブランクが長ければ長いほど、中途採用ではマイナス評価になります。

◆保育所等、子どもの預け先が確保できない
待機児童の問題。“求職中”では入園枠すら回ってこない等、自治体によってはかなり不利な状況に置かれることも。

それでも変わりつつある日本

再チャレンジに追い風!?

このまま泣き寝入りせざるをえないような問題ありの現状ですが、わが国もそれを放ってはいません。ここからは、そのような女性たちの再チャレンジを後押しするべく、生み出された政策や取り組みをご紹介します。

  • 安倍政権が推進する「働き方改革」

    一旦退職した女性が再び正社員として仕事に復帰することが難しい現状を踏まえ、政府は専業主婦向けに実施される『リカレント教育』に注目。
    リカレント教育とは、一度社会に出た後も教育機関等で改めて教育を受けることができる生涯学習の制度の一つです。
    この制度を導入している日本女子大学によれば、全入学者の平均年齢は38.9歳で、なんと受講時はその43.5%が主婦。教育課程の中で、再就職支援があり、就職率は高く、採用側からも好評とのこと。
    安倍首相はこの教育への補助金や、それを受給できる期間を延長する等の取り組みを検討しています。

    参考:首相官邸HP

  • 「中小企業新戦力発掘プロジェクト」

    主に子育て中の女性を対象に、助成金を受けながら、中小企業等でのインターンシップを実施。ブランクを埋めるとともに、再就職のサポートも受けることができます。

    参考:ヒューマン・タッチHP

  • 少子高齢化社会に向けた対策

    将来の労働者不足を見据えて、女性の就業促進を目的とする「女性活躍推進法」が2016年4月に施行。これにより、短時間勤務制度の導入や、非正規から正規雇用への転換等にも積極的に取り組む企業が増えることが予想されます。

    参考:PRESIDENT Online

転職や再就職に関して、現在は空前の売り手市場。子育て中の女性の立場
を考慮した「ワークライフバランス」を持って働くことのできる企業が急増しています。

理想の仕事に就く心構えはOK?

このように、子どもを持つ身でも、正社員として採用され、ワークライフバランスのとれた働き方をすることは、決して不可能ではないのです。むしろ、社会全体においては、そういった女性の働き手を必要とする傾向にあります。
では、なぜ未だにそれが数字として現れてこないのでしょうか。
それは、まだ理想の働き方のできる社会が発展途上段階にあるからです。もし、あなたが今「子どもの預け先の確保」や「ブランク」等の問題をクリアできるのであれば、積極的に理想の仕事探しに取り掛かりましょう。また、比較的採用の多いパートや派遣社員等から始めて、正社員へのステップアップを目指すのも一つの方法です。
しかし、そうでなければ一旦立ち止まって、再就職に“相応しい時期”“働き方”について考え直すことをお薦めします。

人それぞれ、家庭環境やスキル、思い描く理想や将来像等は違います。そのため、当然その人に相応しい働き方も異なります。大切なのは、今自分の置かれている状況を把握し、そのうえで“今”やるべき仕事を見つけること。子育てが落ち着くまでは焦らず、自分の心や体に無理のない働き方に目を向けてもよいのではないでしょうか。
そこでお薦めしたいのが、派遣でもなく、アルバイトでもない“テレワーク”という働き方。

子育て重視の働き方=テレワーク

テレワークとは、「ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」のことです。

実はこれ、少子高齢化対策やワークライフバランスの実現のために国が推進しているもので、子育て中の女性にとってはまさに理想の働き方と言ってもいいものなのです。働く意欲があるのに、仕事をしない理由として多いのが「家事や子育てとの両立ができない」というもの。それを解決できるのがテレワークです。自宅でもOKで時間に拘束されることのない職場環境は、子育てをするのにうってつけ。誰に迷惑をかけることなく、子どもの元へ駆けつけることもできます。

また、専門スキルを磨けば、求人の枠も広がるうえに、子育てが一段落した後、再就職先を見つける際にも大きな武器になります。テレワークを取り入れている企業はIT系に多く、プログラミング等を学べば数多くの企業から引く手あまたの存在になれるはずです。子育て中だからといって決して不利な立場にはなりませんよ。

もし、子育てをしながらそういった勉強を始めるのであれば、自宅で受講が可能、そのうえ転職や復職支援のサービスまで行ってくれる講座を選ぶと心強い味方になりますよ!

在宅でプログラミングを学べる講座

転職、復職支援サービスを得意とする講座

頑張る子育てママへのメッセージ

子どもを抱えながらの再就職には、人それぞれで多様なスタイルがあります。しかし、実際のところ最も多くのママたちが落ち着くのが、パートやアルバイトといった短時間勤務が可能な仕事。正社員になるには「子育てとの両立」は諦めざるをえない状況といっても過言ではありません。
しかし、その状況は明らかに不公平で、社会全体においても、有能な人材を確保する機会を逃してしまっているのです。
より多くの主婦が、明るい将来を見据えて、積極的に仕事探しができるような社会が整うまでは、自分自身で今後の働き方を見極める必要があります。

それに子育てはママ一人で抱えるものではありません。家族や周囲の人々の協力、また主婦の就業を推進する数々の制度や団体等のサポートを活用しながら、自分らしく働けるように動き出すことが大切ですよ!

The following two tabs change content below.

河野恭子

夫と2人の息子と暮らす30代主婦。大手通信機器販売会社でモバイルフォン営業として代理店のマーケティング・販売支援に7年間携わった後、いくつか職を変え、現在は在宅のWebライターとして活動している。将来、企業というフィールドに返り咲くことを目指し、Web制作を勉強。マーケティング・ライティングとの合わせ技で、「広報のツール」であるWebサイトを丸ごと作れる人材としてスキルアップを果たした。 ライティングでは、元マーケターの視点と母としての視点の双方を活かし、幅広い記事を手がける。「共感することで読み手が心にゆとりを感じられる記事を書きたい」と語る彼女は、客観的で冷静な姿勢と丁寧な分析力を活かし、淡麗な文章で今日も情報を発信中。 得意分野:マーケティング、販促・営業、子育ての環境、子供との過ごし方、子育て中の仕事、不妊治療
This entry was posted in 転職.