日本の育休事情調査~データでみる育児休暇取得率~

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データで見る育児休暇取得率

データで見る育休取得率平成24年度の雇用均等基本調査をもとに、日本企業での育休取得の現状を見て行きたいと思います。

この調査では、育休の規定がある企業の割合や、社員の人数規模によって変わる育児休暇取得率など、細かくデータがまとめられています。
そのため、女性が働きやすいのはどんな企業なのか、ひと目で見えてきますよ。

意外と高い?!育休制度アリの企業

ではまず、企業規模別に、育休制度が制定されている企業の割合を見て行きましょう。

  • 従業員5人~29人・・・67.3%
  • 従業員30人~99人・・・93.0%
  • 従業員100人~499人・・・98.4%
  • 従業員500人以上・・・99.9%

育休制度を導入している会社が意外と多いことがお分かりいただけると思います。
もっとも、我が国に存在している全421万社のうち、87%が社員数20人以下の「小規模企業」。(2006年中小企業庁の調べによる。)
その割合を考えると、育休制度を設定してある日本の企業全体の割合は、67.3に極めて近いと言えるでしょう。

育休規定がある企業が多い産業は?

次に、産業別に育休規定の多いTOP3をご紹介します。

  • 複合サービス事業・・・97.7%
  • 電気・ガス・熱供給・水道業・・・97.3%
  • 金融・保険業・・・94.0%

こうやって見てみると、比較的大規模企業が多い産業がTOP3を占めているように思われます。
なお、復職後の時短措置や子の看護休暇制度があるTOP3も、順序の入れ替えはありますが、この3産業が占めています。

※複合サービス事業とは、郵便局や農協のように信用事業・共済事業・金融事業など複数の分野にわたるサービスを行う事業を言います。

産休制度がある会社の育児休暇取得率は?

では、育休制度のあり・なし別に、育児休暇取得率を見て行きましょう。

  • 育休制度あり企業・・・40.4%
  • 育休制度なし企業・・・4.8%

前出の、育休制度ありの企業の割合から見ると、育休取得実績を持つ企業の割合はずいぶん少ないように感じます。

労働者全体の育児休暇取得率は?

労働者全体の育児休暇取得率は、下記のようになっています。

  • 女性労働者・・・83.6%
  • 男性労働者・・・1.89%

女性の割合は、在職中に出産した人全体を分母とした育児休暇取得率です。
どうしても男性より女性の方が、取得はしやすいようですね。

日本の育児休暇取得率の現状まとめ

このようにデータを見てくると、育休が取りやすさで企業を選ぶ場合には、下記のようなポイントに注目するべきだと分かります。

  • なるべく規模の大きい会社を選ぶこと
  • その中でも育児休暇の規定のある会社を選ぶこと

就職難である2014年春現在、大企業への就職はたやすいことではありません。育休を取ることを前提に就職活動をすることは、容易ではないですね。

また、大企業は都会ほど多く、地方にいくほど数が減りますから、育休の取得率は住んでいる地域によっても格差があることが推測されます。

adviser

キャリアアドバイザーからのアドバイス

もしあなたが、キャリアと育児の両立が難しいと考え(子供が欲しいのに)出産を断念しているのであれば、勿体ないこと。
そんな方たちに、キャリアアドバイザーである私から一つご提案があります。

それは、フリーランスとして独立して仕事をしませんか?ということ。

正直、今の日本で女性がキャリアと育児の両方を求めるには壁が多すぎますし、かといって社会が変わるのを待っていては、あなたがどんどん年を取ってしまいます。

周囲が変わるのを待つよりも、ご自分が独立してご自分のルールで仕事をしてみてはいかがでしょうか?

独立するために、難関である国家資格を突破したりする必要はありません。
もしパソコンがお好きであれば、たとえばWeb制作やプログラマーであれば、仕事をしながら自然と独立が目指せるのです。

もちろん、初心者から勉強しながら仕事仲間を見つけ、いきなり独立するという選択肢もあります。(そして実際に、WebやIT業界ではそういうワーキングマザーが少なくありません。)
フリーランスとして活躍する道がどんなものなのか、プロの視点からまとめていますので、一度ご覧になってみて下さい。

キャリアのプロが分析!フリーランスでの仕事の実際

一度きりの人生ですから、理想の方向を目指して精いっぱい努力した方が、楽しく過ごせるのではないでしょうか。
お勤めがダメなら開業という、今までになかった選択肢も視野にいれて、しなやかに世間を泳いで行ってください!

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萩原由紀

バツイチキャリアアドバイザー。 ニコリともしない人見知りなインドア女だったが、前夫との離婚を機に人材派遣業の世界へ飛び込む。営業としてキャリアを重ね支店管理者まで勤めたが、自営業を営む現在の夫との再婚を機に、夫の仕事を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。その後、いくつか職を変えながら生き方を模索している最中に、Web制作とWebライターの仕事に出会い、在宅でもキャリア形成ができることに感動する。 現在はWeb制作のスキルをきっかけとして、ある組織のシステム管理を任せてもらいながら、ライターとして情報発信をしている。ワーキングマザーどっとこむの、主に「ワーク」に関する記事を担当。生き方に迷いながらも勇気が出ず、一歩を踏み出せない女性の背中をそっと押せたら・・・と本人は語る。 得意分野:労働法、キャリア形成、職場の人間関係、ビジネスマナー