データで見る託児事情〜もし保育園に落ちたら?〜

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保育園に落ちたら退職するしかないの?

 
hoikujo_taikijidou
近頃、保育園に落ちたことで働けなくなったママの匿名のブログ、「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題を呼んでいます。
このような事態に直面し、悔しい思いをしている人は少なくありません。上の子は保育園の入園審査に通ったけれど、下の子が落ちたという例も。仕事は「やりがい」という側面もありますが、第一には生活費を稼ぐための手段ですから、保育園に落ちたことで退職を余儀なくされることは、切実な問題です。

 

データで見る都道府県別託児事情

保育園の数や「育休に入ったら退園する」などのルールは、地域によってかなりの違いがあります。政府発表のデータをもとに、都道府県ごとの状況をまとめてみましたのでご覧ください。数値は、平成26年10月1日現在のものとなります。

都道府県 5歳児未満人口(千人単位四捨五入) 待機児童数(人) 保育所の施設数
北海道 194,000 1,075 523
青森 46,000 74 381
岩手 47,000 566 303
宮城 94,000 1,552 227
秋田 33,000 139 199
山形 42,000 133 246
福島 71,000 405 223
茨城 116,000 718 525
栃木 80,000 290 277
群馬 78,000 56 274
埼玉 297,000 2,049 864
千葉 248,000 2,626 593
東京 533,000 12,447 2,049
神奈川 378,000 2,796 333
新潟 87,000 55 482
富山 40,000 0 207
石川 47,000 0 241
福井 33,000 0 271
山梨 32,000 0 231
長野 84,000 0 498
岐阜 84,000 40 376
静岡 155,000 1,145 329
愛知 341,000 575 752
三重 75,000 362 425
滋賀 67,000 897 213
京都 102,000 243 229
大阪 360,000 3,166 545
兵庫 234,000 1,612 474
奈良 52,000 343 153
和歌山 37,000 127 150
鳥取 24,000 89 195
島根 28,000 129 289
岡山 82,000 118 200
広島 124,000 899 315
山口 54,000 139 257
徳島 29,000 180 209
香川 41,000 34 130
愛媛 55,000 79 244
高知 26,000 180 171
福岡 231,000 1,596 494
佐賀 38,000 71 224
長崎 58,000 179 339
熊本 80,000 1,198 433
大分 49,000 210 214
宮崎 50,000 18 271
鹿児島 74,000 1,119 373
沖縄 85,000 3,455 335

※注:待機児童数には政令指定都市・中核都市での人数を合計しています。地方公共団体の単独保育施策(いわゆる保育室)に入所している児童は待機児童数に含んでいません。

<出展>厚生労働省 保育所入所待機児童数、厚生労働省 社会福祉施設等調査、総務省人口推計 都道府県,年齢(5歳階級),男女別人口-総人口(平成26年10月1日現在)

この表では5歳児の人口が集計に含まれていませんので、子供の人数については目安としてお考えください。このように、同じような子供の人口であっても、都道県によって保育園の数や待機児童数が異なることが分かります。

実際には、都道府県の中でもさらに市区町村ごとに異なってきますが、こちらの表でも十分、現状を理解する助けになるのではないでしょうか。

保育園に落ちた子供達が、日本にはこれだけいるのですね。

 

地域によっての違いはどこから来るの?

保育園の設立は、各自治体の子育て支援の政策と密接に関連しています。保育園が増えない理由として、このようなことが考えられます。

  • 少子化の見通しのため、保育園を建設できない
  • 子育て支援に注げる財源があまり潤沢でない
  • 給料の安い保育士さんは職離れが進んでおり、人材不足で集められない

保育園の建設以外は、財源が豊富にあれば解決できるものです。また、少子化の見通しは働く女性たちが安心して出産できる環境が整えば、解決が見込まれます。「仕事ができれば出産も納税もできるのだから何とかして!」というワーキングマザーたちの声が聞こえて来そうですね。

しかし行政側から見た場合、高齢化の問題や障がい者支援、インフラ整備など財源の振り分け先は多岐に渡ります。その中から子育て支援を「手厚く対処すべき問題である」と認識してもらえるよう、有権者である私たちが声をあげて、行政側に働きかけていく必要があります。

 

入園審査に落ちた時、選べるのはこんな選択肢!

行政への働きかけで制度を変えるには、数年単位の時間がかかります。では、まさに今「入園審査に落ちた!」と困っているワーキングマザーは、一体どうしたら良いでしょうか?

非常に難しい問題ですが、保育園に落ちた場合の選択肢を、いくつか考えてみました。

 

対策1:おじいちゃんおばあちゃんの手を借りる
メリット →関係が良好であれば、気兼ねなく面倒を見てもらえるし、融通も利く。

デメリット→関係が良くなかったり、遠方に住んでいる場合にはお願いできない。また、面倒を見てくれる人がいるからということで、保育園に戻りにくくなる。

対策2:保育園に落ちたことを潔く受け入れ、家庭に入る
メリット →今以上の節約生活にはなるが、子供と向き合って充実した時間を過ごせる。

デメリット→小さい子供がいるという理由で、次の就職面接を通過することが難しくなる。

対策3:待機児童の少ない地域に引っ越しをする
メリット →子育て支援の手厚い地域に引っ越せば、悩みが解決できる。

デメリット→夫の仕事や引っ越し費用など、引っ越しそのものが簡単ではない。

対策4:会社勤めは諦め、自宅で内職をする
メリット →子供と一緒にいながらお小遣い程度の生活費を稼げる。

デメリット→労働時間に対して低賃金であり、単調な作業が多いため、やりがいを感じられないことが多い。

対策5:退職し、これをキャリアアップの機会と捉えてスキルを身につける
メリット →手に職があれば再就職もしやすく、もし就職できなくても独立開業という道を選べる。

デメリット→学ぶためには資金が必要であるため、低コストながらも実績のあるスクールに出会う必要がある。

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保育園に落ちたら、スキルアップのチャンスと捉えましょう!

以上の選択肢をご覧になって、いかがでしたでしょうか。

皆さん色々な事情があると思いますが、キャリアアドバイザーとしての客観的な立場から言えば、「対策5」が一番お勧めです。

手に職があれば再就職もしやすく、選択肢として独立も視野に入れることができますし、労働市場で優位に立つことができます。

私がワーキングマザーの皆さんにおすすめしたいのは、Web製作のスキル。専門的でありながら、勉強のための費用は比較的安く済む上、就職・独立ともに活かすことができるスキルです。

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どれもしっかりしたスクールですから、ぜひ一度ご覧になってみてください。

キャリアアドバイザー厳選!Web制作が身につくスクールランキング

入園審査に落ちたことで退職なんて、納得いきませんよね。しかし、ガッカリしていても何も始まりませんから、前向きに捕らえて、チャンスとしてしまいましょう!

働くママが気持ち良く活躍できる日本になるには、まだしばらく時間がかかりそうです。一度きりの人生ですし、「仕事=会社勤め」という固定観念を捨てて、しなやかに輝いていきましょう!

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萩原由紀

バツイチキャリアアドバイザー。 ニコリともしない人見知りなインドア女だったが、前夫との離婚を機に人材派遣業の世界へ飛び込む。営業としてキャリアを重ね支店管理者まで勤めたが、自営業を営む現在の夫との再婚を機に、夫の仕事を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。その後、いくつか職を変えながら生き方を模索している最中に、Web制作とWebライターの仕事に出会い、在宅でもキャリア形成ができることに感動する。 現在はWeb制作のスキルをきっかけとして、ある組織のシステム管理を任せてもらいながら、ライターとして情報発信をしている。ワーキングマザーどっとこむの、主に「ワーク」に関する記事を担当。生き方に迷いながらも勇気が出ず、一歩を踏み出せない女性の背中をそっと押せたら・・・と本人は語る。 得意分野:労働法、キャリア形成、職場の人間関係、ビジネスマナー