出産後の時短勤務は法律で決まっている!~育児休業法~

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時短勤務は、育児休業法で約束された労働者の権利です!

育休から無事に復帰したあと、会社に勤務時間の短縮を申し出たら断られてしまった・・・。そんなケースをしばしば耳にします。仕事を失うよりはマシとそのまま納得して定時まで頑張るワーキングマザーもいますが、実のところ時短勤務は育児休業法に定められた制度なのです。会社としっかり交渉するためにも、法律の知識を身に付けておきましょう!

育児休業法に規定される時短勤務のルール

育児休業法では、時短勤務について下記のように定められています。

対象者

満3歳になる前の子供を育てている労働者(男女)

手続き

労働者から会社に勤務時間の短縮を申し出る

会社側がしなくてはならない対応

その労働者が勤務しながら子育てできることを容易にするための措置を講じなくてはならない

その他会社側の義務

時短制度を導入しなくてはならない。

  • 就業規則で規定を作る義務
  • 対象者は子供が3歳未満の労働者とする
  • 就業時間は原則1日6時間とする

ただし、下記の条件に該当する人は、会社に協定がある場合に、時短勤務に変更できない場合があります。

  • 入社してから1年を経過していない労働者
  • 1年以上雇用しているが、勤務時間の短縮をしないことに合理的な理由がある場合
  • 業務の性質や業務の実施体制において、時間短縮が困難な業務についている場合

もしもこの3点に該当して時短勤務ができない場合にも、会社は「労働者が仕事をしながら子育てすることが容易になるような措置」を講じなくてはなりません。

その他勤務時間に関する法律の規定

その他、小さい子供をかかえる労働者は、勤務時間について下記の請求を行うことができます。

1.残業の制限

満3歳を迎える前の子供を育てる労働者が請求した場合には、会社は時間外労働をさせることはできません。

2.残業時間数の上限設定

小学校就学前までの子供を育てている労働者が請求した場合には、会社側は月24時間、年150時間を超えて残業させることはできません。

1と2どちらも、会社と労働者が協定を結ぶことで、下記の条件に該当する人を対象外とすることができます。

  • 同じ会社に雇用されてから1年経っていない
  • その他、残業をさせないことに合理的な理由がある場合

3.深夜労働の制限

夜22:00~翌朝5:00までを、労働基準法では「深夜労働」と呼びます。
小学校就学前の子供を育てている労働者は、この深夜労働を断ることができます。
ただし協定がある場合、下記の条件の人はこの請求ができません。

  • 入社してからの期間が1年経っていない人
  • 深夜の時間帯、常に(一時的ではダメ)保育してくれる人がいる場合
  • その他、深夜労働をさせる合理的な理由がある場合

勤務時間短縮で会社ともめて退職してしまったら

以上が、育児休業法での規定となっています。
ただし現実には、会社からのひどい対応を受けて、退職に追い込まれてしまう人もいるでしょう。
その場合には、まず労働基準監督署に相談に行ってください。

adviser

ワーキングマザーのキャリアプランについてアドバイス

以上、制度についてご理解いただけたでしょうか。

やむなく退職してしまうと、特に女性の方は次の仕事がぐっと探しにくくなってしまいます。小さい子供がいるという理由だけで、書類選考から漏れてしまうケースは後を断ちません。

そのためこのサイトでは、キャリアアドバイザーの立場から「子育てしながらしやすい仕事とは何か」を探っています。
仕事を5つの項目別に点数評価し、比較しました。お仕事探しをする上で、参考となさってください。

キャリアのプロが分析!子育てと両立しやすい仕事はこれだ!

ともあれ、仕事の継続を希望するのであれば、会社との交渉が第一段階。
正確な知識を武器として、有利に交渉を進めて下さいね!

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萩原由紀

バツイチキャリアアドバイザー。 ニコリともしない人見知りなインドア女だったが、前夫との離婚を機に人材派遣業の世界へ飛び込む。営業としてキャリアを重ね支店管理者まで勤めたが、自営業を営む現在の夫との再婚を機に、夫の仕事を手伝うか自分のキャリアを追求するか迷い、思い切って退職。その後、いくつか職を変えながら生き方を模索している最中に、Web制作とWebライターの仕事に出会い、在宅でもキャリア形成ができることに感動する。 現在はWeb制作のスキルをきっかけとして、ある組織のシステム管理を任せてもらいながら、ライターとして情報発信をしている。ワーキングマザーどっとこむの、主に「ワーク」に関する記事を担当。生き方に迷いながらも勇気が出ず、一歩を踏み出せない女性の背中をそっと押せたら・・・と本人は語る。 得意分野:労働法、キャリア形成、職場の人間関係、ビジネスマナー