家事・育児を「見える化」しよう!夫婦でうまく分担する方法とは?

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考える夫婦

共働きが当たり前になっても、家事・育児の多くを妻が担っているのが現状です。夫婦で分担するにはコミュニケーションが大切。

家事・育児の仕事を「見える化」し、それをもとに夫婦で話し合い、分担表を作ってみましょう。

[1]夫の家事・育児参加の実態

まず、世間一般の夫はどのぐらい家事・育児に参加しているのでしょうか?
夫と妻の家事・育児に関する時間を比べてみました。

6歳未満の子を持つ夫の、一日の家事・育児関連時間は

・週全体平均で一日1時間23分

・妻が無業の場合は、1時間15分

・共働きの場合は、1時間24分

6歳未満の子を持つ妻の、一日の家事・育児関連時間は

・無業の妻の場合は、9時間25分

・就労している妻の場合は、6時間10分

夫の家事・育児関連時間は、20年前の調査結果より45分増加していますね。

過去に比べれば増えていますが、依然として共働き世帯の場合であっても妻の方が家事・育児の負担が非常に大きいことが分かります。
(データは平成28年の総務省による「社会生活基本調査」より)

[2]日本の夫は世界一家事をしない!?

諸外国と比較しても、日本の夫の家事・育児参加は先進国中最低の水準です。

他の先進国の平均した一日あたりの夫の家事・育児時間を比較してみましょう。

・日本 1時間23分

・アメリカ 3時間10分

・イギリス 2時間46分

・フランス 2時間30分

・スウェーデン 3時間21分

(データは平成28年の総務省による「社会生活基本調査」より)

また、「国際調査プログラム」が先進国以外の国を含む38か国を対象に2012年に行った調査でも、夫の家事・家族ケア分担率は最下位という結果でした。

[3]なぜ日本の夫は家事・育児をしないのか

労働時間が長い

日本の夫は世界的にみても労働時間が長いという事実があります。

残業が多く、定時で帰ることができない人が多いので、家庭に対して時間を割くことができません。

一方、北欧では残業する概念がなく有給休暇の取得も義務付けられているので、家事・育児に充てる時間を確保することができます。

昔からの男女の役割分担

男は外で働き、家事・育児は妻の仕事、という昔からの夫婦の在り方が、共働き世帯が増えた現代にも根強く残っています。

このように、日本の夫が家事・育児をしないのは、日本の社会的な構造や慣習も関係しているようです。

しかし、夫の協力を得なければ共働き家庭の妻は「家事・育児・仕事」と大きな負担がのしかかります。

[4]家事・育児の仕事を全て書き出し「見える化」しよう

夫に、ただ「家事・育児をもっとして欲しい」と言うだけでは、きっとピンとこないので具体化してみましょう。

家事・育児の仕事を全て書き出し「見える化」することで、家庭内にもたくさんの仕事が存在するということを認識させることができます。

そして、掃除・洗濯・料理などのわかりやすい家事の他、「名もなき家事」も書き出しましょう。

名もなき家事とは

・シャンプーや洗剤などの詰め替え

・脱ぎっぱなしの服を片付ける

・裏返しになった服をひっくり返す

・ティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品の補充

・ペットボトルなど資源ごみを洗い分別する(キャップを外す、ラベルをはがす等)

・排水溝の髪の毛を捨てる

・子供の食事を手伝う

・子供の保育園や学校の準備

・子供の爪切り

・子供の着替え

・風呂あがりの子供のケア(ボディケア、ドライヤー等)

・写真の現像や整理

etc….

書き出してみましたが、皆さんの家庭にも、まだまだたくさんの家事があるはずです。

この名もなき家事の存在を知らなかった、という夫も多いのではないのでしょうか。

名もなき家事がなされているからこそ、家族が不自由なく快適に過ごすことができるのです。

しかし、名もなき家事は積もり積もれば妻の大きな負担になります。

[5]夫婦で話合い分担表を作ろう

話し合う書き出したたくさんの仕事を、夫婦どちらが行っているのか、振り分けてみます。

すると自分がどれだけ家事・育児をしているかを認識することができます。

現状を見れば、「この仕事は○○のついでにできる」とか「妻に任せきりにしていたことが分かったから、もっと協力しよう」と夫も気づくことができるはずです。

この分担表をもとに話し合いをし、分担を変更して実際に行動し、さらに見直しを行い、夫婦にとってベストな分担表を作りましょう。

分担表をもとに家事を行いますが、家庭の状況は毎日同じではないので夫婦で臨機応変に対応しましょう。

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[6]家事分担アプリを活用しよう

「Yieto」というスマホアプリを実際に試してみました。

家事や育児に関する仕事が細かく書き出されていて、現状では夫婦どちらが行っているかタップしてチェックを入れます。

すると夫と妻が何をどれだけ分担しているのか、結果がすぐに出てきます。

チェックする項目が予め用意されているし、タップするだけなのでとても簡単です。

アプリは夫婦で共有することもできます。

気軽に始めることができるので、ハードルも低くオススメです。

[7]専業主婦でも夫の協力は不可欠

専業主婦は必然的に家事・育児の負担割合が多くなりますが、家事・育児も立派な仕事です。家事労働をお金に換算すると、月収が約39万円になるとも言われています。

毎日ワンオペ育児ともなれば、一人になる時間もなく食事もゆっくりとれません。
これでは24時間365日休みなしになるので、夫との分担が必要になります。

[8]筆者の夫は「ついで」にできる家事を分担

筆者は現在専業主婦です。

多忙な夫をサポートし、家族が快適に過ごせる環境をつくる事が今の自分の役割だと思い家事をしています。

しかし小さい子供を育てていると、なかなか家事がはかどりません。

そんな我が家は、夫が何かのついでにできる仕事を分担しています。

ついでであれば、スムーズに夫を家事・育児へ誘導できます。

そんな我が家の分担の様子を少し紹介させて頂きます。

休日

筆者は家事に専念して早く終わらせたいので、夫には子供のお世話に徹してもらいます。夫は子供との遊びついでに、子供といっしょにおもちゃの片付けをしたり、オムツ交換をします。

仕事の日はなかなか子供とコミュニケーションがとれないので、育児に専念することで休日はたっぷり子供と触れ合うことができます。

仕事の日

朝のゴミ出しを分担しています。通勤途中でゴミ置場の前を通るのであれば、通勤のついでにできる家事なので分担しやすいです。

帰宅が遅い日がほとんどなので、あまり分担はできませんが、少しでも名もなき家事が無くなれば、育児で慌ただしい身にとっては非常に助かります。

[9]夫婦でお互いを尊重し合あう

夫婦は家庭を運営するチームです。

分担表を作るにしても、一方的に話を進めては理解を得られません。
家事・育児をうまく分担するために、まずは夫婦でしっかりとコミュニケーションをとりましょう。

夫は最初慣れない家事をすれば、上手くいかないこともあるかもしれません。

そんな時でも感謝の言葉を伝え、お互いを尊重し合う気持ちを忘れないようにしましょう。

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