正社員でも取れるとは限らない育休。
派遣社員の自分が取れるはずはないと思っていませんか?
法律を見ていくと、一定の条件に当てはまる人であれば、立場は関係なく取得することができます。
ただし、派遣社員には契約期間という大きなネックがありますので、これをクリアしながら育休を取るコツを探っていきたいと思います。
育児休業法の規定はどうなっているの?
派遣社員が育休を取得するための条件
- 同じ事業主に1年以上引き続き雇用された人
- 育休期間後も引き続き雇用されることが見込まれる人
- 子供が一歳になるまでの期間
- 労働者側から育児休暇を取りたいと申請する
上記のいずれにも該当する場合には、育休を取ることができます。
(法律上では、会社に育休制度があるかないかは問いません。)
派遣社員が育休を取る場合のネックは
この取得条件を見た時に、気になるのが1番と2番ではないでしょうか。
まず1番ですが、派遣社員の雇用主は派遣会社になります。
そのため、派遣先が変わっても、1年以上同じ派遣会社の仕事をしていれば、1番はクリアできます。
この場合、「引き続き」ですから、間をあけずに仕事をしている必要があります。
最大のネックは2番ではないでしょうか?
育休は子どもが1歳になるまで取れる長い休業。
育休中に契約が終了してしまう人は、必然的に育休を取ることはできなくなってしまいます。
会社によって育休の取りやすさが違う!
ここで注目したいのが、派遣会社の方針です。
もし育休の途中で契約期間が切れてしまう場合でも、直接雇用に切り替えて育休を取らせてくれる会社があるようです。
こればかりは、法律には規定がないため、会社の良心次第。
スタッフを大切にしてくれる会社を選ぶかどうかで、育休の取りやすさは全く変わってくることと思います。

育休が取れなくて悔しい思いをしたら
さて、キャリアアドバイザーとして活動をしている中で、育休が取れなくて悔しい思いをした女性たちの相談を何度も受けたことがあります。
法律が適用される正社員であっても、出産とともに退職を奨められてしまうケースがあるくらいですから、立場の弱い非正規雇用の人はなおのこと取得しづらいのが現実。
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出産と仕事を両立するために、会社の許可が必要ということはそもそもおかしなこと。
社会が変わるのを待つのではなく、自分の人生を切り開けるワーキングマザーに成長しましょう!
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萩原由紀

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