保育園での導入が加速する英語教育 その【ねらい】とは?

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英語教育を行う保育園が増加中!

保育園に子どもを預けて仕事をしているママは、子どもに英語教育を受けさせたくても、平日に英語教室に連れていく時間がとれないなど、時間的制約があり難しいことがありますね。

これまで、子どもの幼児期に英語教育を受けさせるには、プリスクールや私立幼稚園・保育園、英語教室に通わせる方法が一般的でしたが、近年、英語教育を取り入れる公立保育園が徐々に増えています。

千葉県松戸市では、平成28年6月から、市内すべての公立保育園17園において、ネイティブ講師による英語遊びの導入を開始しました。人口30万人以上の自治体の中で、すべての公立保育園で英語遊び活動を行うのは、全国で初となります。

小学校からの英語教育だけでなく、さらに早く英語に慣れ親しむことで、グローバルな人材を育てるという取り組みが始まっているようです。早期英語教育には、さまざまなメリットやデメリットがあるといわれていますが、今後も全国に広がっていくものと考えられます。

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幼児英語教育の“ねらい”とは?年齢別に解説

幼児に対する英語教育には、どんな“ねらい”があるのか、年齢による発達の特性とともに調査しました。

0~2歳

言葉の習得に最も適したこの時期は、耳から取り入れる言葉を分析し、脳内に蓄えておく能力が優れており、幅広い領域の音を聞き取ることができます。この時期の英語教育のねらいは、日本語とは音域の異なる英語の音を正しく聞き、英語に特有なリズムやイントネーションを身に付けることといえるでしょう。

やさしい英語の歌やダンス、絵本などを使用して、コミュニケーションの一環として英語に慣れ親しむ活動がメインとなります。

3歳

習得する日本語の語彙がどんどん増えていくこの時期の子どもは、英語にも興味を示し、聞こえたものをそのまま口にする特性があります。この時期から英語を始める場合は、まず「外国の文化に慣れる」のがいちばんのねらいです。2歳までに発揮される聞き取りの力がまだ機能していますので、基礎的な英会話や歌、リズム、ジェスチャーなどで、多様な英語に触れ、「英語は楽しい時間を過ごすためもの」という認識を持ってもらうことに、重点が置かれています。

4歳

論理的に物事を捉え、理解力を高める時期です。家族だけでなく、お友達との言葉のやり取りが上達します。この時期のねらいは、英語を言語として捉え、家族との会話に使えるような、身近で基礎的な自己表現を習得することです。

幼稚園や保育園での生活をテーマとしたゲームやアクティビティを通して、英語を楽しみながら語彙を増やしていく取り組みが中心となります。

5歳

人の気持ちを察したり、物事の善悪を判断できるようなるこの時期は、英語の習得を通して、社会性を育むことがねらいとなります。身近な英語を使いながら、お片付けなど道徳的な題材を取り入れることで、「集団の中の一員として、ともに学ぶ」という小学校入学への準備も考慮して、英語クラスが進められます。

また、コマンドカードやフラッシュカードなどのツールが加えられ、「読み・書き」のレッスンを行う場合もあります。

英語遊びって、具体的にどんなことをするの?

保育園で英語教育が導入されるといっても、保護者は保育現場を毎日見られるわけではないので、実際どのようなことをしているのか気になりますよね。保育園や幼稚園で具体的に取り入れられている英語遊びの活動の例をいくつかご紹介します。

ぜひ、ご家庭での遊びの参考にしてくださいね。

0歳から始められる英語リトミック

リトミックとは、スイスの教育家、作曲家であるエミール・ジャック・ダルクローズにより開発された音楽教育法です。音を聴き、感じ、体全体で表現し、楽しみながら音感を育むことを目的に考案されました。そして、リトミックと英語教育を掛け合わせたものが、英語リトミックです。

英語を織り交ぜた音楽に合わせて、体を動かすことで、全身で英語のリズムを捉えることができます。リトミックは、音楽、英語だけでなく、芸術を表現するトレーニングにも使用されるなど、情操教育としても良い影響が得られるといわれています。

  • お家でもリトミックを活用できるCDやDVDなども販売されていますので、ご家庭での遊びにも取り入れやすいですね。

フラッシュカード

フラッシュカードは、単語を覚えるのに活躍する方法のひとつで、視覚で得られる影響があるため、耳だけで覚えるよりも記憶に残りやすく効率的です。例えば、「happy」「angry」「scared」などの感情を表すカードを使って、“I’m 〇〇〇” と自分の気持ちを表現する英語遊びがあります。

  1. まず最初に、先生がフラッシュカードを見せながら単語を見せながら、それぞれの意味を教えます。ときには、怖い鬼のお面を出して、“scared”という感情を子どもたちから引き出すなど、ジェスチャーや道具を使用して、単語を言うだけでなく、体で表現することがポイントです。
  2. 子どもたちがひとりずつ、カードを引いて、カードに表されている感情を“I’m 〇〇〇”と表現するアクティビティを行います。先生がカードを子どもたちに見せて、子どもたちから自発的に感情を表現してもらい、遊ぶこともあるようです。

じゃんけんゲーム

日常の日本語で行うゲームを、英語にアレンジして行うじゃんけんゲームも、子どもの興味を引きやすく、楽しい英語遊びです。

子どもたちを2つ、または3つのチームに分けて、

先生:“Are you ready?” “one, two!”
子ども:“Rock! Scissors! Paper! Go”

の掛け声でじゃんけんを行います。

じゃんけんに勝った子どもには、シールなどを渡し、全員のじゃんけんが終わったときに、シールが多かった方のチームが勝ちというゲームです。

単純なじゃんけん遊びですが、英語にアレンジすることにより単語を覚えながらゲームを楽しむことができ、チームで喜びや悲しみを分かち合えるので盛り上がります。

  • 子どもたちにも人気があるので、このゲームを取り入れる園も多いようですよ。

子どもと一緒に英語を楽しもう!

幼児を対象とした英語教育や英語遊びは、基本的に「楽しく自然に英語を楽しむ」ことに重点を置いています。母国語を習得するときと同じように、感覚的に英語に触れ、体感することができるように、アクティビティの内容も工夫されているようですね。ご自宅でも、同じように子どもと一緒に英語を楽しんでみてはいかがでしょうか?

英語教育・英語遊びの内容は、ご紹介した例の他にもたくさんあり、保育園の方針や担当講師によってもさまざまです。お子さんを英語教育のある保育園に通わせることを検討している場合にはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

英語教育がある保育園のメリットと通わせる方法とは?

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hattori

1才と4才の男児を子育て中の2児の母。 団体職員として働いていたが、出産を機に退職。 現在は在宅Webライターとして活動しながら、在宅でのキャリア形成と育児の両立方法について模索中。