2016年の厚生労働省のデータによると、ワーキングマザーのいる家庭、つまり夫婦共働きの世帯数は年々増加し、その反対に専業主婦の世帯数は減少し続けています。
つまり、結婚後や産後も何かしらの形で働き続けることが主流となってきているのです。
ここでは、キャリアのプロから見た、主婦の転職におすすめの職種をご紹介したいと思います。
主婦が働く理由と社会の実状
共働き増加の背景には、女性の積極的な社会進出や、世帯全体に対する賃金の減少のカバー等の理由があります。
特に産後の場合は、子育て中という条件付きであっても、ワーキングマザーとなり社会で活躍し、安定した収入を得るべく働いているのです。
その中で、転職という道を選んだ多くの主婦が「ワーキングマザーに優しい職場で働きたい」と願っています。
働くうえで重要なポイントとなるのが職場のサポート体制です。
【主なサポート体制】
-
【人事たちの本音】
「育児のための時短勤務や休暇は認めているが、周囲に配慮した働き方をしてほしい。結論を言えば、会社側が求めるだけの仕事の結果を出してもらうことが一番。」
つまり、誠意を持って働く姿勢を示し、周囲の理解を得ることが極めて重要と言えるでしょう。
2002年度の厚生労働省の調査では、「短時間勤務制度」を導入している企業の割合は38.5%と、1999年度の29.9%に比べて明らかに増えています。
つまり、早く仕事を終えて育児や家事の時間を確保する等、柔軟な働き方ができる環境が増えてきているのです。
こうした現状を踏まえ、自分が挑む職場は果たしてどうなのか検証し、賢い選び方をしなければなりません。
主婦におすすめしたい転職先と職種
主婦の転職先として満足度の高い職種に共通して言えることがあります。
それは、「やりがいがある」「適切に評価される」ことに加え、「働きやすい環境がある」ということです。
そのことを踏まえ、今、就職しやすい職種や市場を選ぶことが大切です。
供給(求職者数)が需要(求人数)を上回れば、いくら満足度が高いものでも就職には不利となります。
そこでおすすめしたいのが、今需要の高い分野として挙げられる「エンジニア市場」や「WEB市場」です。
現在、多くの企業においてIT化がますます進み、技術開発や環境の整備等、様々な分野でWEBを駆使しようとしています。
企業側の「やりたいこと」が増えれば増えるほど、それに見合う人材の求人が増えるのです。
既にキャリアを積んだ人たちと肩を並べて働く不利な状態ではなく、転職希望者としては、同じスタートラインに立つことのできる、この全く新しい分野へ挑んでみるのも一つの方法です。
そうは言っても、全く未知の世界に飛び込むには相当な努力が必要です。
だからこそ、あらかじめWEBについて勉強することが自信に繋がり、成功への近道にもなるのです。
特に、子育て中でも場所や勉強時間に拘束されない、WEBサイトを利用した通信講座がおすすめです。
こちらでは、キャリアアドバイザー自らが厳選した、今注目すべき講座をご紹介しているので是非ご覧ください。
- 子育てしながら働きたい女性は 女性のためのお仕事特集 記事一覧へ
- 在宅ワークの基本知識は 在宅ワーク特集へ
次のページ >> 働く女性や子育て中ママ必見!おすすめWEB系通信講座を徹底比較!

河野恭子

最新記事 by 河野恭子 (全て見る)
- 女性の再就職問題 再就職率の低さと難しい理由とは? - 2017年2月27日
- 子育てママの資格9選 おすすめ人気資格で再就職に役立つものは? - 2016年11月2日
- 税理士資格 主婦が勉強して目指すにはなにが必要? - 2016年11月1日
- 簿記資格は主婦に役立つ?独学でも取得できるのか? - 2016年11月1日
- 医療事務の資格は難しい?取り方をわかりやすく解説! - 2016年11月1日